2022年07月13日

スマートグラスで業務効率化!
『RealWear』を体験してみました

スマートグラスで業務効率化!『RealWear』を体験してみました

スパイ映画に出てきそうな、格好いいメガネ型の情報端末に、憧れたことはありませんか?
仲間と会話しつつ、目元で地図や映像を見てミッションをこなしていく自分…
想像するだけでもワクワクします。

実は、そんなメガネ型のデジタル端末が、ビジネスで活用され始めているのです。

今回は、実際に企業で活用されているスマートグラス『RealWear』を体験してみた率直な感想を、お伝えしていきます。
着用してみた写真も載せておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

※“メガネ型情報端末”は、一般的に『スマートグラス』や『ウェアラブルデバイス』などと呼ばれていますが、
 本記事では統一して『スマートグラス』と表記いたします。

スマートグラス『RealWear』とは

RealWearは、アメリカのワシントン州に本社を置くRealWear, Inc.が開発・販売しているスマートグラスです。
建設業や保守・メンテナンス業など、現場仕事をメインに様々な業界で活用されており、オフィス(作業指示者)と現場(作業員)をつなぐ新たなガジェットとして、注目を集めています。

操作は全て音声で行い、100%ハンズフリーであるため、業務を邪魔しません。
手が塞がらない分、作業をスムーズかつ安全に進めることができる商品です。
アプリケーションとも連携でき、業務内容にあわせてカスタマイズできることも魅力です。

あらゆる業務をサポートしてくれるRealWearは、例えるなら「頭に装着できるスマホ」といえるでしょう。

RealWearの優れた3つの特長

RealWearの特長として、特に優れている点を3つ紹介いたします。

音声操作で完全ハンズフリー

先ほども紹介しましたが、装着した後の操作は全て音声で行います。
そのため、書類確認や通話時に作業を中断する、という時間をなくせます。
安全面の確保も可能です。

作業環境を選ばない丈夫なつくり

防塵・防水の規格であるIP66のテストにクリア。
粉塵や水で機器が故障する心配もありません。

※ ご利用環境、ご利用方法により連続稼働時間は変わります。

高い処理能力でサクサク動く

音声操作は95db雑音環境でも利用可能です。
スマホと同じAndroid搭載で、非常に高性能。
業務システムやアプリと組み合わせて、ワークフローの最適化も図れます。

RealWearの詳細は、こちらのページをご覧ください。

その他にもたくさん機能があるとのことですが、百聞は一見に如かず。
実際に試してみます!

RealWearを実際に使ってみた感想

まずは本体を頭部に装着

ゆとりがあるサイズ感で、ヘルメットの上からでも問題なく装着できそうでした。
もちろん、ズレたり落下したりしないようにサイズが調節できるので安心。

「ディスプレイの液晶が少し小さいかも?」と感じましたが、実際に覗き込んでみると、視界の邪魔にならない、ちょうど良い大きさでした。
その反面、はっきり見えるのだろうか…という不安も。

RealWear「HMT-1」本体

▲ RealWear『HMT-1』本体

RealWear着用写真

▲ 装着してみました。かっこいいです!

電源をつけてみると、想像していたよりも画面が見やすくびっくり。
7インチ(タテ約8.7cm・ヨコ約15.5cm)タブレットほどの大きさで、画面を見ることができます。
ズーム機能もあるので、サイズの大きい指示書や設計図を見ながらの作業も問題なさそうでした。

「音声コマンド」で実際に操作

実際に操作してみます。
音声でデバイスを操作した経験がほとんどないため、本当に自分の声で認識してもらえるのだろうか…と、緊張します。
画面に表示されている単語や数字、特定のコマンドを口にすると画面が動くとのことです。
うまくいくでしょうか。

試しにカメラを起動するためのコマンドを発してみると、すぐにカメラが起動しました!
マスクを着用しているうえ、緊張して小さい声になってしまいましたが、ばっちり聞き取ってくれました。

カメラを起動した状態で「写真を撮る」と声に出すと、簡単に撮影できました。
撮影データは、チャットツールをRealWearにインストールしていれば、共有したい人へすぐ送信できます。

データを確認したところ、想像よりもずっとキレイで高画質でした。
搭載されているカメラの性能はとても高いようです。

RealWear搭載のカメラにて撮影した写真1
RealWear搭載のカメラにて撮影した写真2

▲鮮明に撮影できています!

WEB会議アプリを使用した「リアルタイムの映像共有」

RealWearに、ZoomなどのWEB会議アプリをインストールすれば、自分の視界を共有しながら会話ができるそう。
実際にやってみたところ、自分が今見ている光景と同じ映像が通話相手のPCに映し出されており、思わず感嘆の声を漏らしてしまいました。

この機能があれば、情報共有の精度が高まりそうです。

Zoomを使用した情報共有については
RealWear新モデル『Navigator™ 500』を活用して、詳しくレポートしています!

インカムを使った作業経験がある私は、言葉で現場状況をうまく伝えられず
「この状況を映像で共有できれば良いのに…」と歯がゆい思いをしたことを、ふと思い出しました。

スマートグラスであれば、RealWearを装着する現場担当者の視界をそのまま共有できるので、スピーディーな情報伝達が実現しそうです。
報告を受ける側も、正確に状況を把握でき、次の指示を迅速に出せるでしょう。

また視界の共有は、熟練技術者から正確な指導・技術継承を受けられるという大きなメリットも。
万が一のトラブル発生時もスピーディーな報告や対処が可能です。
熟練技術者の移動時間も削減できるため、指導に多くの時間を割けるようになります。

対面で行うしか方法がなかった技術継承や指導が、リモートで実現するということに、とても感動しました。

一通り体験してみて思ったこと

RealWearは、様々な業務の効率化・改善に効果がありそう!と感じました。
特に「動画や写真を高画質で記録」「今見ている視界を共有できる」という点は、業務品質の向上にも役立ちそうです。

音声操作のコマンドを覚えなければいけないことに多少のハードルは感じますが、慣れてしまえば作業工数や作業者の負担を軽減できるのではないでしょうか。

まとめ

身近に感じることのなかったスマートグラス。
実際に操作してみると、優れた機能と利便性に驚きました。

操作に慣れるまで多少の時間を要するでしょうが、使用を重ねるにつれ「業務になくてはならないツール」の一つとなり得るでしょう。

現場からオフィスの情報共有は、リアルタイムの映像がメインに!
そんな未来も、遠くないのかもしれません。

現場業務の効率化・DX化で悩んでいる方は、ぜひウェアラブルデバイスを活用してみてください。

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