DEレポートNo.17
「ゴミ奉行参上!~質素倹約でごみ削減~」
【著者コメント】
日本はごみ処理先進国だと思っていませんか?
世界のリサイクル状況や取り組みを見てみると、日本は下位である事を分かり、愕然とすると思います。
環境ビジネスを営んでいる事業者としても、この問題は軽視できません。
リサイクルだけでなく、ごみ自体を減らす簡単な方法はないかと考えていたところ、今の時代こそ「質素倹約」が必要なのではと思い、レポートにまとめてみました。
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1.過去10年のリサイクル率は横ばい
- 市町村等による資源化と住民団体等による集団回収とを合わせた総資源化量は816万トン(令和3年度)
- リサイクル率はここ10年間でほぼ横ばいで、20%前後にとどまっている現状がある
- リサイクル率を向上させるための具体策に、どのようなものが考えられるのか?
→ 目標は明確だが、出来ない理由は?
2.廃棄を見すえた選択
- 資源化量や再生利用量を増やすためには、ありきたりだが、分別が有効ではないだろうか
- ただし分別ルールは自治体により異なるため、自分が住む地域の分別ルールを正しく知り、実践することが大事である
- また、ごみの総処理量を減らすには、買い物や外食の時に「出るごみを想定しつつ買う(注文する)」ことで、ごみの発生を抑制できる
→何も難しいことはない、非常に簡単なこと
3.自己流はじめ
■個々人が楽しく質素倹約を
- 国民一人ひとりがそれぞれの目的や志向に合った質素倹約を続けることが、地域社会でのごみ排出ゼロに直結する
- やりがいがないとモチベーションを維持できないので、やりがいのある質素倹約を自分で見つけることが大事
→他責でなく、自責がリサイクルの基本である
■ごみ減量化にもつながる質素倹約のメリット 【筆者の頭の中】
【お金】
- ムダな買い物をしなければ、ごみは減るしお金を増やせる(より有益にお金を使える)
【こころの健康】
- たまにある贅沢を存分に楽しめる
- 物に囲まれることが少なく、シンプルな生活が心を落ち着かせる
- 物やお金に対する価値観が変わり、人生の本当の意味や目的を見つけやすくなる
- こころの安定は睡眠の質にも良い影響を及ぼす
【からだの健康】
- 栄養バランスがよく質素な食生活にすることで、内臓の調子がよくなり、ひらめきが多くなる
【社会・地球への貢献】
- 消費を抑えることでごみが減る。地球資源を節約し、環境保護に貢献できる
【参考サイト】
・環境省丨一般廃棄物処理事業実態調査の結果(令和4年度)について
・政府広報オンライン丨今日からできる!家庭でできる食品ロス削減 など
【図解付きDEレポートNo.17(PDF版)】もダウンロードできます
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DEレポートとは?
「DEレポート」とは、環境やSDGsに係る社会問題を取り上げ、原因・背景から解決に向けた施策事例や将来の展望までを調査しコンパクトにまとめた報告書(レポート)です。
脱炭素経営ドットコムを運営する株式会社電巧社では、社名のアルファベット表記(DENKOSHA)の頭文字から名付けられた本レポートの作成に、全従業員で取り組んでいます。
配信場所: 脱炭素経営ドットコム 及び 株式会社電巧社HP(https://de-denkosha.co.jp/)
配信頻度:10日ごとに配信中