DEレポートNo.49
ゴミまみれのサーフィン
対象のSDGs目標
【著者コメント】
私は趣味でサーフィンを嗜んでおり、早起きをしては朝日が昇る澄んだ空気の中でサーフィンを楽しみ、日頃の運動不足解消、健康維持に努めています。
青い海、白い砂浜でのサーフィンは心身ともに鍛えられ且つリラックスでき、大自然との一体感を感じられる最高の瞬間です。
しかしながらサーフィン中には度々浮遊ごみに遭遇し、また砂浜にも多くのプラごみが散乱しているのが現実です。
昨今の海洋ごみ問題は周知の事実。豊かな海を未来へ残していくために私たちにできることは何かを考えました。
脱炭素経営ドットコムでは、中小企業様の脱炭素経営への第一歩を支援しています。
これから脱炭素経営を始めたい中小企業向けアクションプラン資料もございますので、ぜひご活用ください。
1.深刻化する海洋ごみ問題
- 海上を漂流しているプラスチックごみは全世界で1億5000万トンともいわれ、
そこへ少なくとも年間800万トン(ジェット機5万機相当)が新たに流入していると想定されている
- プラスチックの使用が過去50年で20倍にも増え、その量は未だ増え続けており、
適切に処理されないごみが雨などにより川、水路へ流入、海に至る(海洋ごみの7~8割は街から発生)
- プラスチックはその丈夫さ故に自然界では分解されず、2050年には魚以上にプラごみで溢れかえる海になり、近い将来ゴミまみれでのサーフィンが予想される
→ SDGsなサーフィンとは
2.ワンハンドビーチクリーン・サーフワンハンド
- 海に流れ出たプラごみを出来る限り回収すべく、サーフィン後のワンハンドビークリーン・サーフワンハンド活動の実施(サーフィンを終えた後にサーフボードを片手に抱え、空いたもう片方の手でビーチのごみを拾って帰る活動で、海で遊ぶサーファーならではの発想が世界中に広まっている)
- 各団体が定期開催しているビーチクリーン活動への参加
- そもそも海洋ごみの7~8割の発生源である街の路上ごみをいかに減らしていけるかが課題(年間3万6千トンものプラごみが日本の陸域から海洋流出している)
→サーファーが‘丘’でも出来ることがある
3.ワンハンド‘ご近所’クリーンの推奨!
- ポイ捨てしないのは言うまでもなく大前提として、路上ごみの海洋流出を少しでも減らすべく、日常生活で私たちにできることは、仕事や散歩後の帰宅時に近所のごみを一つだけでも拾って帰る活動、
その名もワンハンド‘ご近所’クリーンの推奨!
また、職場周辺の地域清掃活動や各種団体主催の清掃イベントへの参加推奨、
一人一人の意識改革により未来の子供たちへ豊かな海を残そう!
(ごみのない白い砂浜、青い海で気持ち良くサーフィンがしたい!)
→私たちの手で豊かな海を未来へつなぐことは十分可能
【参考サイト】
・WWFジャパン|海洋プラスチック問題について
・環境省|海洋プラスチックごみ対策アクションプラン | 水・土壌・地盤・海洋環境の保全 など
【図解付きDEレポートNo.49(PDF版)】もダウンロードできます
※個人情報の入力なしでダウンロード可能です
DEレポートとは?
「DEレポート」とは、環境やSDGsに係る社会問題を取り上げ、原因・背景から解決に向けた施策事例や将来の展望までを調査しコンパクトにまとめた報告書(レポート)です。
脱炭素経営ドットコムを運営する株式会社電巧社では、社名のアルファベット表記(DENKOSHA)の頭文字から名付けられた本レポートの作成に、全従業員で取り組んでいます。
配信場所: 脱炭素経営ドットコム 及び 株式会社電巧社HP(https://de-denkosha.co.jp/)
配信頻度:10日ごとに配信中