DEレポートNo.39
「水分補給で健康な生活と豊かな社会へ」
【著者コメント】
私は高校時代、野球部で当時は「練習中は水を飲むな!」と指導され、いつも水に飢えた日々でした。
ところが進学した体育大学の講義で「水は飲まなければならない」と教えられ衝撃を受けました。
もちろん入部した大学野球部も水飲み放題でした。
水分を取りやすい時代になったにもかかわらず、今もまだ水分不足による健康障害がおきている現状について、何か良い方法はないか考えてみました。
脱炭素経営ドットコムでは、中小企業様の脱炭素経営への第一歩を支援しています。
これから脱炭素経営を始めたい中小企業向けアクションプラン資料もございますので、ぜひご活用ください。
1.水分不足による健康障害、パフォーマンスの低下
- 近年の温暖化による熱中症をはじめとする健康障害や仕事・学習・運動等のパフォーマンスの低下は水分不足の影響が考えられる
- 人間の体は約60%の水でできており、汗・尿・呼気・皮膚を通じて1日約2.5ℓの水分が失われている。食事等で体内に作られる水分は1.3ℓで、そのため一般的には1日に1.2ℓの水を飲む事が推奨されている
- 何かに集中しているときは水分補給を忘れがちであるが、水分が不足すると熱中症、心筋梗塞、脳梗塞等の健康障害や学習能力、仕事、運動機能等のパフォーマンスが低下する。故に症状が起こる前にこまめに水分補給する様に働きかけが必要である
- また意外かもしれないが、冬も水分補給に注意すべき季節である(乾燥、風邪・ウイルス、気温が低いためのどの渇きが自覚しにくい等)
→ どこでも簡単に水分補給したいのが本音
2.水分補給できる環境を増やす
- 某自治体では、外出時の一時休憩所を設置して飲料水の提供や近隣のお店と提携して利用客に無料でマイボトルに飲料水を入れてもらえる取り組みをしている。また世界では「水のグーグルマップ」として無料給水アプリを創設している(日本mymizu、オランダ発Tap、イギリス発Refill)
- 自治体の働きかけで、給水スポットとして無料で飲料水を提供しているお店もある
- 給水スポットや飲料水サービスに協力いただける施設・事業所を募集し、普及をめざしている
→もっとたくさん給水スポットがあればいいのだが
3.各自治体、企業の給水環境整備・増設の取り組み
- 無料給水スポットを広げるため、支援していただく多くの企業スポンサーが必要である(例) 無印良品:無料給水機設置
- 公園、公共施設、駅、商業施設等のあらゆる場所で誰でも自由に無料で利用できるように給水場を拡張して活用
- 企業、お店が給水パートナーとして支援する
- 企業が給水パートナーとして貢献することで、SDGsに取り組むことになり、結果的に来客者の増加、ブランド宣伝になる
→給水支援してもらえるスポンサーに活路あり
【参考サイト】
・厚生労働省丨「健康のために水を飲もう」推進運動
・東京都水道局丨くらしと水道
【図解付きDEレポートNo.39(PDF版)】もダウンロードできます
※個人情報の入力なしでダウンロード可能です
DEレポートとは?
「DEレポート」とは、環境やSDGsに係る社会問題を取り上げ、原因・背景から解決に向けた施策事例や将来の展望までを調査しコンパクトにまとめた報告書(レポート)です。
脱炭素経営ドットコムを運営する株式会社電巧社では、社名のアルファベット表記(DENKOSHA)の頭文字から名付けられた本レポートの作成に、全従業員で取り組んでいます。
配信場所: 脱炭素経営ドットコム 及び 株式会社電巧社HP(https://de-denkosha.co.jp/)
配信頻度:10日ごとに配信中