DEレポートNo.40
「サウナを活用した日本の労働生産性向上についての提言」
【著者コメント】
私は以前、大変激務な業界で働いていました。
多くの業務に連日の会食とストレスフルな生活の中で、サウナに出会い、救われた経験があります。
サウナに入る事で、1日のストレスがまるで汗と一緒に溶け出す様に無くなり、頭もスッキリする事で前向きになり、仕事が残っていればもうひと頑張りできるエネルギーをくれるのです。
しかもその後はぐっすりと深い睡眠が取れる様になりました。
こうした経験から、サウナには人間の基礎的な能力(生産性)を底上げする効力があるのではないかと感じており、今回のレポートはサウナを活用した仕事の生産性向上について提言をさせて頂きました。
脱炭素経営ドットコムでは、中小企業様の脱炭素経営への第一歩を支援しています。
これから脱炭素経営を始めたい中小企業向けアクションプラン資料もございますので、ぜひご活用ください。
1.日本の労働生産性は世界各国の中でも低水準…!
- 日本の労働生産性はOECD加盟38カ国中27位、主要先進7カ国で最下位と、世界各国の中でも低水準である
- 日本型の雇用(=所定時間拘束、長時間労働の状態化)やデジタル化の遅れなど、非効率な働き方が定着してしまっている事が主な要因
- 結果として、日本人の年収は停滞しており、2022年時点の年収比較ではOECD加盟38カ国中25位、主要先進7カ国中最下位
→ 日本の労働生産性の停滞…解決する方法は?
2.日本の労働生産性の改善方法を考える
- 雇用形態や業務プロセスの見直し、ITツールの導入といった労働環境面の改善に加え、社員個人の能力開発が重要
- また、社員個人の能力には、大きくソフトスキル(個人の基礎的能力)とハードスキル(学習によって後天的に得られる知識や能力)とがあり、前者は開発・育成に時間がかかると言われている
- そこでソフトスキルをブースト(爆上げ)してくれるサウナを企業内に導入する。煮詰まった時や疲労時に“ととのう”事で心身ともにリフレッシュし、思考力・判断力を覚醒させる
→ソフトスキルは開発・育成に時間がかかる。そこで…!
3.サウナの効果効能について(所説あるが…)
- サウナ→水風呂→外気浴のステップを踏む事で、脳がスッキリとして多幸感を感じられる、「ととのう」という状態に入る
- 「ととのう」事で、脳がスッキリし集中力が高まると共に、ストレス解消の効果も得る事が出来る
- 実際にサウナに入る前と後で脳の活動を測定した実験によると、サウナ後は脳疲労が取れ、集中力と決断力が増すことが実証されている
→つまりサウナのある環境で仕事が出来れば、生産性は劇的に向上する…はず!
4.日本の労働生産性向上のための提言と、未来の理想像
- 将来的には、1社に1つサウナが標準装備されている状態が理想(弊社・電巧社のオフィスにもサウナと水風呂を設置したい!)
- 仕事に集中する時間と小休止としてのサウナ利用時間を、メリハリをつけて利用する事で、社員個々のパフォーマンス=生産性は向上し、さらにストレス軽減、睡眠の改善、疲労回復に繋がる
- また、ちょっとした商談や社内見学を、サウナでおもてなしする事で、企業ブランドの向上・採用力強化等にも繋がる
→企業内サウナで、生産性の向上と、社員のウェルビーイングを実現すべし!
【参考サイト】
・公益財団法人日本生産性本部丨労働生産性の国際比較2023
・マイナビキャリアリサーチLab丨所得倍増は実現するか!?日本の賃金水準を確認する など
【図解付きDEレポートNo.40(PDF版)】もダウンロードできます
※個人情報の入力なしでダウンロード可能です
DEレポートとは?
「DEレポート」とは、環境やSDGsに係る社会問題を取り上げ、原因・背景から解決に向けた施策事例や将来の展望までを調査しコンパクトにまとめた報告書(レポート)です。
脱炭素経営ドットコムを運営する株式会社電巧社では、社名のアルファベット表記(DENKOSHA)の頭文字から名付けられた本レポートの作成に、全従業員で取り組んでいます。
配信場所: 脱炭素経営ドットコム 及び 株式会社電巧社HP(https://de-denkosha.co.jp/)
配信頻度:10日ごとに配信中