DEレポートNo.41
「膝強靭化計画」
【著者コメント】
街を歩いていると、脚、特に膝の悪い人を多く見かけます。
コロナ禍明けには若い人も含めて増えたように感じます。
人口が増え、寿命が延びる現代社会にて、少子高齢化が進む日本で、生産性を向上し、明るく元気な、そして健康的な世界を維持していくには、どうしたらいいの?と思い、この記事を書きました。
脱炭素経営ドットコムでは、中小企業様の脱炭素経営への第一歩を支援しています。
これから脱炭素経営を始めたい中小企業向けアクションプラン資料もございますので、ぜひご活用ください。
1.働き手の少子高齢化の中 膝関節痛に悩む人が増えている
- 2019年時点で、世界中で5億人強の人が変形関節症を患っており、その人数は増加しています。また、患っている人の約73%は55歳以上で、60%が女性です(2023年7月14日WHOが発信する情報より)
- 日本では、変形性膝関節症の患者数は2,530万人(男性860万人、女性1,670万人)、変形性腰椎症だと3,790万人(男性1,890万人、女性1,900万人)と推定されています。
- 日本の人口が減り、就労人口が減り、年齢が上がる中で、労働力確保して生産性を向上させるには、高齢者がその一翼を担うことが重要です
→ 年齢と共に膝関節を痛める人が増えるのは仕方ないことなの?
2.健康・長寿が社会発展に貢献する
- 高齢になれば身体のあちこちが痛み、歩く速度も遅くなります。痛みがある高齢者は動かなくなり、ますます症状を悪化させます
- 順天堂大学大学院医学系研究科 整形外科・運動器医学の石島旨章主任教授は、「早く歩ける」ことが、健康長寿のカギと言っています
若い頃から早く歩くことを続けている人は高齢になっても早く歩け、それが将来の健康長寿のための貴重な一歩となります - コロナ禍などで運動不足が懸念される中、従業員が身体を動かす場を会社がどのように提供できるかが、企業発展にもつながります
→知らないうちに体にしみこんでしまった動かない悪習慣を打破しよう!
3.ロコモティブシンドロームの予防に向けて
- コロナ禍でのリモート勤務など働き方の刷新で、通勤や外出の減少、着席時間の増加、定例的なスポーツ習慣の減少などがあり、より意識して体を動かす時間を作る必要があります
- 働く高齢者も膝・脚・腰の痛み無く、健康に労働人口として生産性に寄与できている社会
- ロコモティブシンドローム(通称:ロコモ)の予防。体を動かすスポーツ・シーンの提供
★ロコモティブシンドロームとは?
⇒2007年に日本整形外科学会が提唱した概念であり、年齢を重ねることによって筋力が低下したり、関節や脊髄などの病気を発症したりすることで運動器の機能が低下したり、立ったり、歩いたりと移動機能が低下した状態を指します。
ロコモ自体は病気ではありません
→動ける身体を取り戻し、持続可能な明るい未来を創造しましょう!
【参考サイト】
・総務省┃人口推計/長期時系列データ
・公益社団法人 日本WHO協会┃変形性関節症
・国土交通省┃令和3年度テレワーク人口実態調査 など
【図解付きDEレポートNo.41(PDF版)】もダウンロードできます
※個人情報の入力なしでダウンロード可能です
DEレポートとは?
「DEレポート」とは、環境やSDGsに係る社会問題を取り上げ、原因・背景から解決に向けた施策事例や将来の展望までを調査しコンパクトにまとめた報告書(レポート)です。
脱炭素経営ドットコムを運営する株式会社電巧社では、社名のアルファベット表記(DENKOSHA)の頭文字から名付けられた本レポートの作成に、全従業員で取り組んでいます。
配信場所: 脱炭素経営ドットコム 及び 株式会社電巧社HP(https://de-denkosha.co.jp/)
配信頻度:10日ごとに配信中