DEレポートNo.50
日本の農業を守るには
対象のSDGs目標


【著者コメント】
私は地元で小規模の米の兼業農家であり、多少ではありますが、農業に関わっています。
そこで近年私の周りでも顕著に感じている農業従事者の減少による今後の農業について考えていきたいという思いでテーマを決めました。
今抱えている問題点が少しでも改善される事によって、より美味しくより安全な農作物が作れる未来の農業が成り立っていけばいいと思っています。
脱炭素経営ドットコムでは、中小企業様の脱炭素経営への第一歩を支援しています。
これから脱炭素経営を始めたい中小企業向けアクションプラン資料もございますので、ぜひご活用ください。
1.日本の農業が衰退していく要因
- 現在は市場価格が下落し、農業だけ(専業農家)で生計を立てる事が困難な状況である。更に昔からのイメージの悪い3K(きつい、汚い、カッコ悪い)が付きまとってくる事から、率先して目指すことが少ない
- 昨今特に必要経費である機械費、燃料代が高騰している為、これから農業に従事していく事や携わっていきたいという気持ちへの失望感が生まれ、手を出し辛い状況となっている
- 従事者の高齢化が劇的な速さで進む一方で、若者の従事者がいない事により後継者不足が顕著に見られている
→ 如何にして農業のイメージアップを図るか
2.日本の農業を継続させる為に
- 日本の農業の魅力を認知してもらう為、幅広い方々へ関心を持ってもらう様々な企画、催し物を実施していく事が必要である
- 近年、「農業」自体に関心を持っている人は非常に多い事からも、まずは如何に農業に触れる機会を作るかを考える
- しかし、どうしても天候や自然現象(自身、豪雨、土砂災害等)に影響されてしまう事が多い為、毎年の絶対的な安定した収入保障が無いのが解決し難い問題点である
→「万人が出来る」農業スタイル
3.マンパワーだけに頼らない新たな農業
- 今後は全体的に農作物の価格が上がり、農業だけ(専業農家)でも十分に生計を立てられる給与水準となっていく
- 各地域での農作物のブランド化が進み、収益を見込める体制と変貌する。それに伴い、以前までの悪い3K(きつい、汚い、カッコ悪い)が新3K(稼げる、効率化、カッコいい)に変貌していく
- DⅩ化、自動化により、従事者の重労働は激減する反面、使用する機械が高価となっていくが、稼げる農業スタイルに変わる事で十分に必要経費を賄える体制となっていく
→もう既に実施されている事が多数ある
【参考サイト】
・農林水産省┃(3)担い手の動向
・マイナビ農業┃農家がいま本当に悩んでいることは? マイナビ農業読者に聞いてみた など
【図解付きDEレポートNo.50(PDF版)】もダウンロードできます
※個人情報の入力なしでダウンロード可能です
DEレポートとは?
「DEレポート」とは、環境やSDGsに係る社会問題を取り上げ、原因・背景から解決に向けた施策事例や将来の展望までを調査しコンパクトにまとめた報告書(レポート)です。
脱炭素経営ドットコムを運営する株式会社電巧社では、社名のアルファベット表記(DENKOSHA)の頭文字から名付けられた本レポートの作成に、全従業員で取り組んでいます。
配信場所: 脱炭素経営ドットコム 及び 株式会社電巧社HP(https://de-denkosha.co.jp/)
配信頻度: 月2本 配信中