DEレポートNo.51
クラウドサービスとデータセンターの活用で電子ごみ削減
対象のSDGs目標


【著者コメント】
私は、普段社内の情報機器のサポートの仕事をしていて、多くの時間を会社のパソコン・スマホなどの入れ替え作業に使っています。
それにより不要になった電子ゴミが大量に発生し、頻繁に処分をしています。
昨今、廃棄物の削減とともに業務効率的アップが求められているなかで、入れ替えに伴う作業と無駄な電子ごみをどのように減らせるかについて考えたので、今回このレポートを作成しました。
脱炭素経営ドットコムでは、中小企業様の脱炭素経営への第一歩を支援しています。
これから脱炭素経営を始めたい中小企業向けアクションプラン資料もございますので、ぜひご活用ください。
1.会社の電子ごみの発生状況について
- 使わなくなったサーバー、パソコン、スマートフォンなどの電子ごみ(小型家電等)が大量に発生し、デジタル化にともなって年々増加している
- 電巧社でも、定期的に使わなくなったサーバー、パソコンやスマートフォンの廃棄をしている
- 電子ごみの廃棄は、環境に有害であると同時に、古いパソコンやスマートフォンを新しいものに交換するため、情報システムの担当者が、時間と労力と費用を掛けて入れ替え作業をしている
- そのため、パソコンなどはできるだけ長く使って、電子ごみを減らすとともに、入れ替え作業も減らせるようになるとよい
→ 電子ごみを削減するためにできることは何か?
2.クラウドサービスで脱炭素
- 社内のサーバーで使っていたサービスをクラウドサービスに移行してサーバーを減らしながら、事務所のエネルギー消費を削減できる
- クラウドサービスを利用するとそのサービスを提供しているデータセンター側で電力を使ってしまうデメリットがあるが、大手のデータセンター事業者は、データセンターをカーボンニュートラルで提供することを目指している
Google:2030年まで アマゾン:2040年まで
これらを利用することによって、電子ごみ(サーバー)を減らしつつ、カーボンニュートラルに貢献できる
→パソコンを減らすにも、データセンター活用の真実
3.事務所の電子ごみの削減について
- サーバーを減らした次は、使っているパソコンを減らしたい
- データセンターにある仮想デスクトップ環境を用いて、通信環境と画面と最低限の機能だけで使用できる仮想デスクトップ(Daas)のサービスがコロナ禍以降増えている
- パソコンは通信機能と入力・表示機能だけで、高機能は不要になる
- カーボンニュートラルなデータセンターとクラウドサービスを使うことで、事務所の電力消費が抑えられて入れ替え作業も減らせて、電子ごみが削減できる
→考え方を変え、環境負荷の低いデータセンターを選択してSDGsに貢献する
【参考サイト】
・経済産業省┃小型家電リサイクル法に基づくリサイクルの実施状況等について取りまとめました(令和2年度分)
・総務省┃令和6年版 情報通信白書 クラウドサービス など
【図解付きDEレポートNo.51(PDF版)】もダウンロードできます
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DEレポートとは?
「DEレポート」とは、環境やSDGsに係る社会問題を取り上げ、原因・背景から解決に向けた施策事例や将来の展望までを調査しコンパクトにまとめた報告書(レポート)です。
脱炭素経営ドットコムを運営する株式会社電巧社では、社名のアルファベット表記(DENKOSHA)の頭文字から名付けられた本レポートの作成に、全従業員で取り組んでいます。
配信場所: 脱炭素経営ドットコム 及び 株式会社電巧社HP(https://de-denkosha.co.jp/)
配信頻度:月2本配信中