2025年8月26日

BCP(事業継続計画)とは?中小企業も備えたい電力対策

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BCP(事業継続計画)とは?中小企業も備えたい電力対策

近年、地震や台風などの自然災害だけでなく、猛暑・寒波による電力需要の増加、インフラの老朽化などによる停電といった「予期せぬ事態」が中小企業の事業継続を脅かしています。

そのような状況のなか、企業が被害を最小限に抑え、業務を止めないための仕組みとして注目されているのが「BCP(事業継続計画)」です。

とはいえ、「どこから手を付ければよいのか分からない」という中小企業も少なくありません。

本記事では、BCPの基本をおさらいしながら、中でも最優先で備えておきたい「電力対策」に焦点を当て、太陽光発電を活用した現実的なBCP対策のはじめ方をご紹介します。


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BCP(事業継続計画)とは?

BCPとは、自然災害・事故・感染症・サイバー攻撃などの緊急事態が発生した際でも、重要な業務を継続し、事業を早期復旧するための計画を指します。

BCP(事業継続計画)の役割

引用:中小企業庁┃中小企業BCP策定運用指針-BCPとは

これは大企業だけではなく、中小企業にとっても重要なものとなっています。

中小企業庁では、「中小企業であるからこそ、緊急時に生き抜くために事前の備えが重要」としてBCP策定を推奨しており、計画の有無が取引継続の判断基準となるケースも増えてきました。

BCPで重要になるのは、どの部分をどれくらいの期間で復旧させる必要があるかを具体的に決めておくことです。

そして、その中でも最優先で対策しておきたいのが電力=エネルギーの確保です。

BCPで特に優先度が高いのが「電力対策」

大規模災害や台風、地震が起きた際に最も深刻な影響を及ぼすのが「停電」です。

電気が止まるということは、企業活動のあらゆる機能が同時に止まることを意味します。

中小企業の場合、そのまま事業停止に直結してしまうケースも珍しくありません。

PC・サーバー/ネットワークが使えなくなる

データ管理やオンライン業務が一切できなくなり、顧客対応・売上処理が停止します。

通信機器(Wi-Fi・電話)が使えなくなる

社内外との連絡が途絶え、復旧作業の指示や顧客・取引先への連絡もできなくなります。

製造ラインなどの設備が止まる

製造業では生産停止、店舗では営業が不可能になるなど、直接的な“売上損失”につながります。

冷蔵庫・空調が止まる

食品ロスや製品の品質劣化、従業員の安全確保の面でも重大なリスクとなります。

このように、電力はBCPの「土台」とも言える存在です。

「停電しても電気を確保できる仕組み」を持っているかどうかが、中小企業の事業継続力を大きく左右します。

中小企業が取るべき電力対策

電力確保の手段は主に3パターンあります。

方法 特徴 中小企業向き
非常用発電機 ガソリン・軽油式で高出力 ▶燃料備蓄が必須
ポータブル蓄電池 小型で可搬性あり ▶短時間補助向き
太陽光発電 燃料不要・停電時も運用可 ▶省エネにもなる

非常用発電機

ガソリンや軽油を燃料にして電気を生み出す発電装置です。

大きな出力が得られるため、工場や設備の稼働にも対応できます。

メリット:大きな電力を供給でき、業務機器も稼働可能

デメリット:燃料の備蓄・運搬が必要で、長期的な使用が難しい

ポータブル蓄電池

持ち運びができるバッテリー式の簡易電源です。

コンセント感覚で使えるため、小規模な業務向けに便利です。

メリット:軽量で可搬性が高く、小規模拠点でも使いやすい

デメリット: 容量が限られているため、大型の機器や長時間の業務を稼働させ続けるには向いていない

太陽光発電

建物の屋根などに設置し、太陽光を使って自家発電する仕組み。そのままでも使用できますが、蓄電池を併用して電気を貯めることも可能です。

メリット:燃料不要で自立稼働でき、平常時は電気代削減にも活用できる

デメリット:天候や時間帯によって発電量が変化するため、供給量が不安定

中小企業の電力対策なら太陽光発電がおすすめ!

その中でも弊社がおすすめしたいのが太陽光発電です。

ここでは太陽光発電のおすすめポイントを紹介します。

ポイント1:燃料不要で停電時にも発電可能

非常用発電機のようにガソリンを備蓄する必要がなく、太陽光さえあれば自立稼働できるため、災害時でも止まりにくい電源確保が可能です。

また人手が限られる中小企業でも運用・管理がしやすい点も大きなメリットと言えます。

ポイント2:平常時は電気代削減・省エネに貢献

BCP対策は“使わないまま無駄になる投資”になりがちですが、太陽光発電なら普段から自家消費に活用でき、毎月の電気代削減につながります。

コストを抑えつつBCPと省エネが両立できるので、中小企業には最適です。

ポイント3:様々な補助金を活用できる

太陽光発電は、国や自治体が後押ししている分野のため、中小企業でも使える補助金や助成金が多数存在します。

うまく活用すれば、初期費用の大部分をカバーすることも可能です。

ポイント4:カーボンニュートラルへの取り組みとしてアピールできる

太陽光発電は再生可能エネルギーとしてCO2排出削減に貢献するため、環境に配慮する企業姿勢を示すPRにも有効です。取引先や顧客の選定基準となることも増えており、社会的信頼の向上にもつながります。

まとめ

BCPは大企業だけのものではなく、むしろ中小企業こそ備えておくべき”生き残りのための計画”です。

特に停電は、業務そのものを止め、売上・信用・従業員の安全にかかわる重大なリスクとなります。

まずは“停電しても電気が使える仕組み”を整えることが、BCPの第一歩。

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【参考サイト】
中小企業庁┃中小企業BCP策定運用指針

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