2024年6月17日

地球温暖化で野生の生物たちが受ける影響とは?

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地球温暖化で野生生物はどんな影響を受ける?

近年、地球温暖化が進み、世界中で酷暑や集中豪雨、干ばつなどの気候変動が起こっており、人々の生活に多大な影響を及ぼしています。

実は、その影響を受けているのは人間だけではありません。

陸上の動物や海洋生物が直接的または間接的にその影響を受けています。

現在、気候変動の影響を受けていると考えられる絶滅危惧種が4,000種以上いると言われています。

また、絶滅危惧までいかなくとも、種の存続や生息地の変化などの問題が生じている生物も数多く存在します。

そんな地球温暖化の影響を受けている生物の一部を紹介します。


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地球温暖化の影響を受けて減少している生物

ホッキョクグマ

ホッキョクグマ

ホッキョクグマは北極に生息する肉食動物です。主食はアザラシで、寒い季節は氷の上で狩りをし、氷が溶けている夏の間は絶食して過ごします。

しかし、地球温暖化によって氷のない期間が長くなると、十分な獲物が取れない上に絶食期間が伸び、弱って最悪死んでしまいます。

また雪が雨に変わってしまうことで、子育てに使う雪洞も作れず、繁殖することも難しくなります。

ペンギン

ペンギン

南極にはコウテイペンギンやヒゲペンギンなど、たくさんの種類のペンギンが生息していますが、その多くが個体数を激減させています。

主な理由は、温暖化による海氷面積の減少です。ペンギンたちは氷の上で生息しているため、氷が減ると安全に生息・繁殖できる場所が減り、数が減ってしまいます。

また、氷が少なくなったことによって、ペンギンたちの主食とするナンキョクオキアミが減少しているのも、大きな要因となっています。

ウミイグアナ

ウミイグアナ

ウミイグアナは、海で菜食する唯一のトカゲで、ガラパゴス諸島に生息しています。

ウミイグアナは限られた藻類しか食べないのですが、気候変動による「エルニーニョ現象」が発生すると、食べられる藻類が減少して餓死してしまいます。

過去にあったエルニーニョ現象では、ある地域のウミイグアナの約90%が死んだ例もあり、事態はかなり深刻です。

サンゴ

サンゴ

近年話題になっているサンゴの「白化現象」も、温暖化による海水温の上昇などの環境ストレスが原因とされています。

サンゴは藻類と共生し、光合成生産物を受け取って生存していますが、共生藻が高水温などの環境の悪化によって失われることで、サンゴの骨格が透けて見える「白化現象」が起こってしまいます。

環境が改善されれば、新たな共生藻を獲得して健全な状態に戻りますが、環境が変わらず白化が長く続くと、サンゴは光合成生産物を受け取れずに壊滅していまいます。

サンゴが減ると、そこを住処とするプランクトンや小魚などが生育・繁殖しにくい環境となり、それを餌とする魚にも影響がでてきます。

また後述する「海洋酸性化」もサンゴの成長を阻害しており、サンゴにとって過酷な環境となっています。

貝類・甲殻類

地球温暖化の原因となっている二酸化炭素の増加も、海に大きな影響が出ています。

それが「海洋酸性化」です。

「海洋酸性化」とは、本来弱アルカリ性の海水が、大気中の二酸化炭素を吸収することで、酸性へと変化する現象を指します。

酸性になると、貝類や甲殻類の成長に必要な炭酸カルシウムが作りにくくなって、成長が阻害されてしまい、数が大きく減ってしまいます。

ウミガメ

ウミガメの卵は、生育場所の砂の温度で雌雄が決まります。

砂の温度が29度より低ければオス、高ければメスが生まれやすくなるのですが、温暖化で気温が高くなると、メスばかりが生まれて繁殖が難しくなる可能性があります。

<参考サイト>

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脱炭素経営で生物の未来を守る

このように地球温暖化は様々な動物や海洋生物の生命に大きな影響を与えており、このままでは近い将来、このような生き物たちが絶滅してしまうかもしれません。

省エネや再生可能エネルギーの活用など脱炭素対策を実施することで、その影響を緩和し、持続可能な未来を築くことが可能です。

そのためには個人、企業を含めた国際社会全体の協力が不可欠です

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