製造A社|ColorTokens(カラートークンズ) 導入事例

Xshieldを導入し、社内/物流拠点のマイクロセグメンテーションでゼロトラストを加速化
業界:製造 地域:日本
導入までの経緯
製造A社※1は、兼ねてから「ランサムウェア対策」「工場/倉庫/物流拠点のシャドーIT対策」など、セキュリティ対策ができていない部分を感じていた。A社では、役員が海外視察に行った際、ColorTokens社※2のXshieldとうい製品に興味をいだき、本社情報システム部にて導入できないか検討に入った。
情報システム部門では、「マイクロセグメンテーション」※3という新しい分野の導入まで手が回らないとのことで、ITの開発部隊が所属するSI(システム・インテグレーション)部門に依頼することとなった。
SI部門(和田氏)は、英語のマニュアルを読み、社内のWindows PCとサーバー群、約300台を視野に入れて、開発系(20台)の試行導入に入った。
※1 製造A社:首都圏及び全国に10拠点を持つ、ITの開発としてSI部門がある電気通信/配電盤の販売/保守のメーカー。
※2 米国ColorTokens社:従業員450、名設立2015年。本社US、カリフォルニア州サンノゼ、インドバンガロールに開発拠点を持つ、マイクロセグメンテーション専門ソフトウェア開発ベンダー。
※3 マイクロセグメンテーション:企業の環境の中で、Windows/RHELの1台単位をセグメンテーションとして分離し、サーバー1筐体単位で『センター一括設定によりセキュリティを担保するテクノロジ』。※日本語訳:被害局所化

和田氏は、Xshieldを開発系に導入した際に、PCやサーバー側のPort制御を「Xshieldは実装できる」と確信し、また社内の「ランサムウェア対策」として、「マルウェアに感染した際、ラテラルムーブメント※4で、PCやサーバーに感染が横展開しない点が有効利用できる」と判断した。
さらに、和田氏が開発系に導入した際、「トラフィック・ビジュアライザー」(写真1参照)での可視化で、「全国の物流/工場拠点のIT機器の可視化が可能となる」点で、導入効果があると判断した。開発系の導入結果報告を役員と情報システム部門に説明し、本番系では4か月の導入スケジュールで実装したいと報告した。
2024年11月より、4か月計画でWindows10/11、サーバー類、約280台の本番系の導入をXshield経由で開始した。導入時にPort制御のポリシーの導入で、開発系では見られなかった不安点なPCが出て、既存のインストール済みソフトウェアの動作か、新規で導入したXshieldの問題か、調査するために、国内の代理店に調査依頼を出した。
その際、回答を待つのではなく、Xshield側の管理コンソール側より対象のPCの本製品のみのuninstallを一括で実施したため、時間はそれほど負荷にならなかった。
※4 ラテラルムーブメント:外部の攻撃者やマルウェアがPortなどを利用し、他の機器に横移動し侵害範囲を拡大していく攻撃手法
本番系での導入/再導入とも管理コンソールからの「自動化」が支援
代理店側では、Xshield側とMicrosoftのOS制限の問題と回答を出し、さらに問題回避のため、「ブラックリスト方式」のPort制御の導入をA社に提案した。和田氏は、代理店提案のインストール方式に同意し、次回から「簡易的な設定」にすることを決断した。(後に、テンプレートを利用した「簡単導入パック」となる)
2025年3月現在、全てのIT機器への導入はまだ終了していないが、拠点単位の導入を慎重に実施し、要員4名が同じスキルになるように「運用の改善」を実施している。
和田氏は、最終的に効果があったと感じた「シャドーIT機器」※5の可視化(写真2)が可能になり、まさに、「Xshieldがマイクロセグメンテーションで解決した、社内/物流拠点のPC/サーバーの可視化」が可能となったと判断している。
※5 シャドーIT機器:エージェントが導入されているものの、ポリシーの最新版が適用されていない端末が対象。ネットワークに未接続のオフラインPCが久しぶりにネットワークに接続した場合など。


と運用を手掛ける和田氏(2025年3月現在)
ランサムウェア対策、マイクロセグメンテーション、ゼロトラストセキュリティ、
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