DXにつまずいてしまう4つの理由
失敗リスクを回避するための取り組みとは

DXにつまずいてしまう4つの理由 失敗リスクを回避するための取り組みとは

DXの動きが活発化するなか、思うように取り組んでいけずに悩んでいる企業は少なくありません。
スムーズにDXの取り組みに着手できた企業と足踏みしている企業、その差は一体何でしょうか。

今回は、DXがうまく軌道に乗らない原因と、その改善策を紹介します。
本記事が、DX推進に携わる方のお役に立つことができれば幸いです。

DXについておさらい

DXについては以前に別の記事で解説していますが、本記事でも軽くおさらいしておきましょう。

「DX」とは、デジタル技術やデータの活用によって、
人々の暮らしや社会を良い方向へと変革すること、そして
激しく変化するビジネス環境に対応しビジネスそのものを変革すること

単なるITツールの導入・活用が目的ではなく、
「ITツールというデジタル技術や、そのツールを用いて集めたデータを活用して、人々の暮らし・社会・ビジネスを良い方向へと“変革”」させていくことが目的ということです。

DXについて解説している記事はこちら!

DXがうまく進まない・失敗する要因4つ

では、DX化が進まない要因は何でしょうか。
もちろん様々な理由がありますが、実は真っ先に取り組むべきことをおろそかにしている、といったケースも。

例を4つ紹介します。

「DX」とは何なのか、従業員が理解しきれていない

DXの本質や自社の目標が十分に周知できていない場合、従業員はDX達成に向けた行動に移せません。
また、情報共有不足はトラブルの原因にもなります。

役員と従業員でDXに対する温度差がある

役員が会議でDXについて話し合っているだけでは、従業員が自社のDXの方向性すら把握できず、
置いてけぼりになってしまいます。

推進できる知識を持った人材(DX人材)の不足

実は企業がDXを推進できていない一番の理由が、この人材不足。
DX化の計画を設計できる人物は、今後の取り組みにおいて欠かせません。

業務のデジタル化をサポートできていない

ものやサービスがデジタル化している現代社会に適応していくためにも、
業務デジタル化は早急に取り組むべきことの一つです。

DX推進に立ちはだかる、さまざまな要因。
こういった状況のままでは、取り組みを始めても失敗に終わる可能性が非常に高いといえます。

DX失敗を回避するために取り組むべきこと

自社でDXを推進していくにあたり、まず以下の4点に取り組むことで、失敗リスクを軽減することができます。

  • DXの本質を全社へ周知する
  • 取り組む方針の共通理解を形成
  • DXを推進できる人材の確保
  • スモールスタートによる業務デジタル化

先ほど挙げた失敗例をもとに考えてみましょう。

「DX」とは何なのか、従業員が理解しきれていない ケース

従業員がDXについて学ぶ機会をつくりましょう。
講師を招いて社内講座を開いたり、DX推進担当者がミーティングを開催したりと、積極的に学びの場を設けることが大切です。

役員と従業員でDXに対する温度差がある ケース

自社のDX方針を周知する場を設けるだけでなく、従業員の意見を積極的に取り入れたDX推進が必要です。
情報や意見の共有は、全社での共通理解を生み出せるだけでなく、DXに対する意欲的な姿勢を形成できます。

推進できる知識を持った人材(DX人材)がいない ケース

DX人材は、社内で育成していくことが大切ですが、時間がかかってしまうのが難点。
そのため、研修や勉強会の実施も並行しつつ、アウトソーシングの活用も検討しましょう。
キャリア採用も一つの手です。

業務のデジタル化をサポートできていない ケース

自社のアナログ業務を確認・把握し、デジタル化するための最適なITソリューションの導入が必要です。
導入の際は、一度に全社に取り入れるのではなく、スモールスタートで導入効果を確かめたうえで、徐々に拡大していきましょう。

DX成功のためには、こういった地道な取り組みが必要です。
手堅く進めていくことで、失敗リスクや従業員の負荷を回避することにつながるのです。

【 紙をなくせない業務 】のデジタル化

アナログな業務である「紙を使う業務」を無くせないゆえに、業務のデジタル化を諦めていませんか?
紙を使う業務を残したままデジタル化する方法として「紙に書かれた内容を簡単にデータ化」するという手があります。

本記事では、電巧社が提供する『onboard』というITソリューションを紹介します。

onboardは、専用のボードとペンを使い、いつもの帳票に手書きで記入するだけで、書いた内容をデータ化できるソリューションです。
基本操作は非常に簡単で、ボタンを押してデータを送信・保存するだけ。

業務のプロセスを改善でき、かつ導入しやすいソリューションを選ぶことで、DXへの一歩を踏み出せます。

オンラインデモや無料トライアルを実施おりますので、まずはデータ化を検討している紙帳票や、業務プロセスについてお聞かせください。

onboardの詳細は、こちらのページをご覧ください。

まとめ

ローマは一日にして成らず、という言葉をご存じでしょうか。
大きなことを成し遂げるためには、長い期間の積み重ねが必要だ、という意味を伝えることわざです。

DXも同じく、多くの時間と取り組みを必要とします。
一歩ずつ着実に取り組んでいくことで、DX成功を目指していきましょう。

<参考資料>
経済産業省|DXレポート2中間取りまとめ(サマリー)|2022.5.20

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