DEレポートNo.22
「入れ歯集合!~入れ歯もリサイクル出来る~」
【著者コメント】
捨て方が分からないゴミって結構有りますよね。
「ちょっと待って」それリサイクル可能では。
リサイクル出来る意外なものを調べていたところ「入れ歯」という題材に行きつきました。
高齢化社会で入れ歯の需要も増えており、その反面廃棄も増えてくる筈。
私も数ヶ所歯に詰め物をしており、いつか差し歯や入れ歯の可能性も…そんな思いで今回のレポートを作成しました。
脱炭素経営ドットコムでは、中小企業様の脱炭素経営への第一歩を支援しています。
これから脱炭素経営を始めたい中小企業向けアクションプラン資料もございますので、ぜひご活用ください。
1.実は入れ歯もリサイクル出来る!
- ペットボトルやアルミ缶など、資源ゴミの分別は世間一般に浸透しているが、入れ歯がリサイクル出来るということはあまり知られていない
- 古い入れ歯が新しい入れ歯になる訳ではない
- 入れ歯には“クラスプ”という留め金が付いており、そのクラスプには針金のような細いコバルトクロムや、太い金銀パラジウム合金、ニッケルクロムなどの貴重な貴金属が使われているが、この金属のみを入れ歯から回収し精製することで資源のリサイクルができる
→ 一体何に使われているのか?どうやって回収しているのか?
2.貴金属を精製して得た収益を日本ユニセフ協会などに寄付している
- 不要入れ歯のリサイクルを呼び掛けているのが、「NPO法人 日本入れ歯リサイクル協会(以下、入れ歯リサイクル協会)」という団体
不要になった入れ歯を回収し、貴金属を精製して得た収益を日本ユニセフ協会などに寄付している - NPO法人日本入れ歯リサイクル協会に直接郵送、もしくは地方自治体や歯科医に設置してある回収BOXへ
- 入れ歯リサイクルの世間的認知度はまだまだ低く、回収場所も少ない
→たったひとつの不要入れ歯がこんなにも役に立つ
3.不要となった入れ歯が誰かの命を救っている!
- 入れ歯リサイクル活動による収益は、各市区町村の福祉事業に、またユニセフを通じて世界の子どもたちへの支援に使われている
<ユニセフおよび福祉事業団体への寄付総額 59,944,160円> - 世間的に入れ歯リサイクルの認知度を上げて、地方自治体や歯科医への回収ボックス設置数を増やし、回収率を上げて行く事が必要
- 高齢化社会における個々人の意識改革、誰かの為に出来る身近な社会貢献として
→回収した入れ歯で世界の子供たちを救うことができる
【参考サイト】
・歯の喪失の実態 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
・10月の「歯にまつわる記念日」を知って活用しましょう!│ Dキャリアプラス
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DEレポートとは
「DEレポート」とは、環境やSDGsに係る社会問題を取り上げ、原因・背景から解決に向けた施策事例や将来の展望までを調査しコンパクトにまとめた報告書(レポート)です。
脱炭素経営ドットコムを運営する株式会社電巧社では、社名のアルファベット表記(DENKOSHA)の頭文字から名付けられた本レポートの作成に、全従業員で取り組んでいます。
配信場所: 脱炭素経営ドットコム 及び 株式会社電巧社HP(https://de-denkosha.co.jp/)
配信頻度:10日ごとに配信中