コロナ禍で外出制限が敷かれる中、日常出されるごみ集積場の山積みになったごみが どのように処分されていくのか。 また新しい生活様式が定着していく中で、排出されるごみの量・質にも大きな変化が生じる事も想定されていくのではないかという着眼点から今回のテーマにしました。
1.ごみを出さない為の進むべき道
- 千葉市人口増加に伴い、可燃ごみ処理量が増加した
- 市の呼びかけで削減を促してはいるが、現状の対策では不十分だと感じている
- 現在の焼却炉に依存した処分方法では限界があるので、リサイクルや生ごみのコンポストへのシフトをベースとした、リペアやリユースが必要
→ 世界的にも注目される徳島県上勝町のごみ分別方法とは?
2.徳島県上勝町に見るごみ分別とリサイクルの推進
- 13品目45分別でリサイクル率80%を達成している
- ごみ収集車がなく、自らゴミステーションへ持ち込む
- リサイクル品はくるくるショップへ持ち込み、住民が自由に持ち帰り出来る
- 生ごみは回収せず、コンポストの導入を図る
- 1975年以降、20年以上ごみの野焼きが行われていたが、上記の取り組みにより現在野焼きは行われていない
→焼却炉ゼロに向けたごみ分別は実現可能
3.焼却炉ゼロに向けたごみ分別は実現可能
- 自治体による温室効果ガス排出ゼロを掲げ、焼却炉ゼロに向けた取り組みを宣言する
- 千葉市と上勝町の規模感の違いはあるが…
生ゴミゼロを掲げる⇒千葉市全世帯へのコンポストの導入を義務づけ
⇒コンポストにより出た堆肥は行政が引き取る⇒必要な農家へ提供 - コンポスト導入にあたってはマイナポイントと補助金制度を活用できる仕組みを作る
→コミュニティ単位での醸成、精度が成否を決める