2024年2月29日

GWP(地球温暖化係数)とは

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GWP(Global Warming Potential)は、特定の温室効果ガスが大気中での温暖化の潜在的な影響を評価するための指標で、地球温暖化係数とも呼ばれています。

各温室効果ガスの大気中での存在期間と放射能力を考慮して算出され、二酸化炭素(CO2)の影響を基準として比較されます。

具体的には、特定の期間(通常は100年間)における他の温室効果ガスの温暖化効果をCO2と比較した倍率で表されます。

例えば、下記のGWP表を見てみると、二酸化炭素に比べてメタンは25倍、一酸化二窒素は298倍、トリフルオロメタンが14,800倍、温暖化効果があることが分かります。

GWP_表

※本表のGWP値は、IPCC第4次報告書(京都議定書第二約束期間)における数値です

このようにGWPを算出することで、異なる温室効果ガスの影響を単一の指標で示すことができ、総合的な温室効果ガス管理や排出削減の方針策定に役立てることができます。

もっと詳しく知りたい方は、下記記事もご覧ください。

【参考】参考資料3 主な温室効果ガスの温暖化係数一覧(PDF)│経済産業省

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