DEレポートNo.56
自治会って必要?~地域コミュニティを通じて広がる輪~
対象のSDGs目標


【著者コメント】
今年度、住んでいる自治区の班長になりました。
自主希望ではなく、分譲住宅への入居順で勝手に選出されるため、拒否権なく自治会の運営に携わることになりましたが、その活動の中で自治会の大切さを感じました。
自治会の取り巻く環境を知ってもらうために、実体験も踏まえて、この記事を書きました。
脱炭素経営ドットコムでは、中小企業様の脱炭素経営への第一歩を支援しています。
これから脱炭素経営を始めたい中小企業向けアクションプラン資料もございますので、ぜひご活用ください。
1.自治会への加入率が低下し続けている
加入率低下の要因とその影響
- 自治会役員=面倒くさいという考えや自治会のメリット(防災や高齢者・子どもの見守りなど)の訴求が出来ていない
- 役員になると平日や休日に会議へ出席する必要があり、負担が大きく担い手が不足している。また、未加入者や退会者が増加している
- 加入率が低下することにより行事の担い手が減るので、毎年実施している行事が出来なくなる等活動範囲が縮小される
- 顔の見える関係が築けないので、災害時などにスムーズな助け合いができない可能性がある
→ 加入率を維持・増加は可能か
2.自治会を取り巻く活動の変化
自治会活動の変化
- 新型コロナの「5類」移行により行事の開催が可能となった
- 自治会加入のメリットを住民に実感してもらい、自治会活動を住民が交流の輪を広げるツールとして活用できるように様々な行事(区民体育祭や季節ごとの祭り等)を行っている
- 行事終了後に打ち上げ(懇親会)を行い、実行役員へのフォローを行うとともに加入者間の交流を深める機会を作っている
- 市町村としても、推薦依頼の見直し等、自治会の負担軽減への取り組みを行っている
→自治会を継続させるために必要なこととは
3.自治会の持続可能な運営に向けて
これで手間をかけずにぬか漬けを楽しむことができます
- 各々が居住地域の構成員の一人だと自覚して自治会活動に少しでも興味を持ち関わること
- 地域コミュニティの中心的な存在である自治会が地域社会の変化するニーズに的確に対応すること
- 市区町村も自治会加入促進支援のため、補助等の支出が必要
- ライフスタイルの変化等により自治会への加入率が減少している一方で、
皆が住みやすい地域づくりのためには自治会がとても重要な役割を担っている
→皆が住みやすい地域づくりのために自治会は必要不可欠な存在である
【参考サイト】
・総務省│地域コミュニティに関する研究会報告書
・総務省│自治会・町内会の活動の持続可能性について など
【図解付きDEレポート(PDF版)】もダウンロードできます
※個人情報の入力なしでダウンロード可能です
DEレポートとは?
「DEレポート」とは、環境やSDGsに係る社会問題を取り上げ、原因・背景から解決に向けた施策事例や将来の展望までを調査しコンパクトにまとめた報告書(レポート)です。
脱炭素経営ドットコムを運営する株式会社電巧社では、社名のアルファベット表記(DENKOSHA)の頭文字から名付けられた本レポートの作成に、全従業員で取り組んでいます。
配信場所: 脱炭素経営ドットコム 及び 株式会社電巧社HP(https://de-denkosha.co.jp/)
配信頻度:月2本配信中