DEレポートNo.59
世界に誇る日本文化~ 「包丁を研ぐ」~
対象のSDGs目標


【著者コメント】
前職で刃物の仕事に20年ほど携わり、また魚を釣って食べることを趣味にしていたこともあり、多くの刃物を砥石で研いで使うということを経験してきました。
刃物研ぎは、鋭い切れ味を得られるという効果のみならず、ストレスをそぎ落とし、心まで研ぎ澄まされる感覚を覚える作業です。
包丁研ぎの楽しさを、少しでも多くの人に知ってもらいたくてこのテーマを選びました。
脱炭素経営ドットコムでは、中小企業様の脱炭素経営への第一歩を支援しています。
これから脱炭素経営を始めたい中小企業向けアクションプラン資料もございますので、ぜひご活用ください。
1.切れなくなった包丁の扱い
- 包丁を研いで使う人が減っている。研がないということは最終的に切れなくなった包丁を捨てて買い替えていると推測される
- 包丁についてのアンケートでは砥石を使って自分で包丁を研ぐ人は若世代ほど少ないということがわかった
- 一方、今後砥石を使って自分で包丁を研げるようになりたいという意向は若いほど高いという結果
→ 「砥石で研いでいない」が大半、その人たちはどうしているのか
2.シャープナーの限界
- 包丁を、砥石を使って自分で研ぐ人が16.1%だったのに対し、シャープナーを使って研いでいる人の割合は59.1%
- シャープナーでは切れ味を一時的に回復することはできるが、繰り返すと切れ味が回復しなくなる
- 結局、切れ味を求めて包丁自体を買い替えていることが推測される
→包丁は砥石で研いで本来の切れ味を回復する必要がある
3.料理教室での包丁研ぎ講座
- 前述の通り、若い世代で多くの人が包丁を研げるようになりたいと考えている
- さらに、挑戦したい習い事ランキング、女性でNo.1、男性でNo.2が「料理」
- 料理教室のカリキュラムの一環として、「包丁研ぎ」を組み込むことを提案したい
→包丁の研ぎを世界に誇る日本の文化として継承すべきである
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DEレポートとは?
「DEレポート」とは、環境やSDGsに係る社会問題を取り上げ、原因・背景から解決に向けた施策事例や将来の展望までを調査しコンパクトにまとめた報告書(レポート)です。
脱炭素経営ドットコムを運営する株式会社電巧社では、社名のアルファベット表記(DENKOSHA)の頭文字から名付けられた本レポートの作成に、全従業員で取り組んでいます。
配信場所: 脱炭素経営ドットコム 及び 株式会社電巧社HP(https://de-denkosha.co.jp/)
配信頻度:月2本配信中