2023年1月18日

屋根と太陽光の美しい調和を考える

line

脱炭素社会実現のためにはすべての屋根に太陽光を載せる必要がある。
電気の固定買取制度が減速した今、屋根上太陽光が増えていくにどうすればいいのか考えて書きました。 

【図解付きレポート】無料ダウンロードはこちらから

1、屋根に載せる 高くてダサい太陽光!

  • 2030年には屋根上の太陽光発電が増え、総発電量の16.1%を再エネが占めることになる。そのため屋根上太陽光を増やすことは必然。しかし導入コストが高く浸透していかない。加えて、あまり見た目がかっこよくない。
  • 太陽光をリフォームで設置する場合、足場設置、電気工事などがあり、工事代が高くなる。安い業者は軒並み倒産し、見た目は不格好で、雨漏りの恐れすら出てくるにも関わらず、その後の面倒を見てくれない。
  • 太陽光を入れて電気代を安くしたいと考えていても投資回収に時間のかかってしまう。導入を先延ばしになり、屋根上の太陽光がなかなか増えていかない状況にある。また、とってつけたような太陽光は美しくない。

きれいな太陽光屋根を全国に増やしたい!

2、屋根にも太陽光にも補助金と革新

■ 補助金を使ってエコで美しい屋根に

  • 屋根上太陽光の導入と屋根葺き替えについては補助金や助成金を出している。見た目については、太陽光用の屋根を販売する会社が増えており、太陽光に対する美観への意識が高まっている。
  • 屋根と太陽光パネルが一体となった美しい仕上がりの屋根などが発売されている。意匠を損なわず、リフォームにも対応することができる。コスト面は補助金でカバーすることで、安価に導入が可能になっている。
  • 補助金を入れたとしても、太陽光と屋根葺き替えはそれなりのコストがかかるため、双方同時は難しい。それなら、荷重の問題で太陽光の乗らない屋根にのせられる太陽光パネルが必要になる。

すべての屋根に太陽光を入れるべきだ!

3、屋根と太陽光の美しい調和

■ これからの屋根はすべて太陽光を

  • 元々屋根の上に何かを載せる設計をしていないことと太陽光パネルが㎡20kgと重量があることが問題。普及し始めたのがFIT売電の始まった2009年であり、それ以前の住宅の屋根に物を設置する着想は、基本的にない。
  • 屋根の葺替時期は概ね30年周期のため、このタイミングに太陽光同時導入を検討され始めている。屋根に乗らない場合は補助金を使い、カーポートへの普及が進みつつある、それでもダメなら軽量なフレキシブル太陽光モジュールがある。
  • 新築でもリフォームでも太陽光の載らない屋根は作らない方向に進むべきである。

【図解付きレポート】無料ダウンロードはこちらから