東京のタクシーに乗ると、請求しなくても必ず領収書を下さいます。
たとえ不要でも、万一の忘れものなどを考えると、有難い心遣いです。
しかし、私はお釣りと領収書の渡し方に、ずーっと、小さな不満がありました。
それは、まず最初にお札だけを渡し・・・
次に領収書と小銭を一緒に渡すというやり方です。
私の場合、領収書は紙ですから、お札と一緒に札入れにしまいます。
一方で小銭だけは小銭入れにしまいます。
だから領収書と小銭を一緒にもらうと、札入れと小銭入れを同時に開かなくてはなりません。
急いで降りたいときや荷物があるときなど、窮屈な車内でちょっと不自由です。
ところが、先日の日本交通のタクシー。
ベテランの運転手さんが、「はい、まずはお札と領収書。」
あとから「こちらが小銭です。」と
言いながら渡して下さるではありませんか!
私のタクシー歴のなかで、初めての斬新(?)な経験に、思わず
「嬉しい渡し方してくれるなあ!」と言ったら、
「だってしまうところが違いますものね。」という、分かっている一言!
運転手さんのユーザー目線に感動した瞬間でした。
まだ、後にも先にも、この一回限りなのですが、
こういう日は、なぜか一日中嬉しい気分です。
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