Vol.11 「語先後礼と同時礼」

「私たちは挨拶に力を入れます。」
これは、当社の名刺の裏に印刷してある、電気のコンシェルジュ、
3つのお約束のひとつです。「力を入れます」と宣言しているからには、
全社員が、挨拶の基本をしっかり守った、お客さまによい印象と好感を持たれる
スマートな挨拶ができることを目指して取り 組んでいる最中です。
ある時、挨拶におけるお辞儀の基本は、「語先後礼」として
語り継がれているものがあることを知りました。

「語先後礼」とは、挨拶をする相手の方の目を見ながら、
「おはようございます」「ありがとうございます」などの言葉を発した後に
お辞儀をすることだそうです。
文字の通り、言葉が先で、時間差を設けて、礼が後になることです。

同じお辞儀でも、言葉を発しながら頭を下げることを「同時礼」と言うそうです。
一般には、正式なお辞儀が「語先後礼」で、日常の挨拶は「同時礼」と
定義しているところが多いようです。

この話を聞いて、挨拶の言葉は相手の方に対して言うものであって、
床や地面に向かって言うものではないことに気がつきました。

そこで、私たちは基本の挨拶に、この「語先後礼」をプラスして、
挨拶のスタンダードとして実践することにしました。

今のところ、「語先後礼」を取り入れた挨拶を標準としている会社は
少ないようなので、電巧社を際立たせるひとつの武器として、
大いに活用していきたいと思っています。

しかし、これは意識をしていないと中々できるものではありません。
うっかりしていると 「同時礼」になってしまう恐れがあるからです。

「挨拶に力を入れる」とは、常に意志を持って
しっかりとした挨拶をするということです。

お客さまに、良い印象を持って憶えていただくためにも、
このことを肝に銘じて、私たちは挨拶に、精一杯の思いを込め、
戦略的に力を入れて取り組んでいきたいと考えています。

(S)