一時はどうなる事かと心配した東京の夏も、ようやく過ごしやすくなってきた。
例年は窓を開けて風さえ通せば、なんとか寝ることが出来た夏。
でもついに今年は、エアコンを止めることが出来なかった。
だから電気代がたくさんかかったはずだ。
いつのまにか飲み水にお金を払うようになり、
いまや過ごしやすい温度の空気を買わないと
寝ることさえ許されない。
そう、我々は寝るのにさえお金を払わなくてはならない時代を迎えたのだ!
熱帯地方の人たちは、どのような工夫でこの寝苦しさを乗り越えてきたのだろうか。
こんなにも暑い日が続いた東京。
ふと疑問が湧いた。
温暖化の影響で、もはや東京は「温帯」ではなく、
「亜熱帯」に属するようになったのではないか?
早速、「亜熱帯」の定義を調べてみた。
すると意外なことに定義が曖昧である。
学者によっても一律でないらしい。
「熱帯と温帯の中間の地帯で、緯度でいうと20~30度の間に含まれ、
一般に乾燥地帯が広い地域。」 これが最も一般的。
また、気温だけを目安にする場合も、
「月平均気温20℃以上が4~11ヶ月の範囲」や、
「年平均気温が18℃以上」などが一般的で、
年にせいぜい4ヶ月だけが暑いというだけでは、東京を亜熱帯とは呼べないようだ。
でも「温帯」の定義のひとつが、四季がはっきりしていることだ。
東京で雪を見なくなって久しい。
だからやはり、東京の「亜熱帯化」を主張したい。
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