4000年の歴史を持つというこの国では、“混沌(カオス)”
の世界のなか、全てのモノが激しく主張する。
まず驚かされるのが、市中を走る自動車からの主張。
“ブッブー”(邪魔だ、そこをどけ!)
“ブーッ”(スピード上げろ、ぶつけるぞ!)
“ブー”(車線を変更するぞ、気をつけろ!)
止むことなきクラクションの音にうんざりさせられる。
「俺はちゃんと合図した!」それが、ここでのルール。
◆
人々からの主張も、なかなかに激しい。
「ともだち! 何が欲しい?」(闇市の売り子)
「そこをどきなよ! 私の場所だ」(地下鉄のおばちゃん)
「あんたがやりなよ! 私の仕事じゃない」(レストランの店員)
大きな声は、まるで怒声の如く。
「用事があるから仕方ない」地下鉄のなかでの携帯電話の理由。
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そして、林立する高層ビルも負けず劣らず其々が主張をする。
「あれが“栓抜きビル”」(現時点で高さNo.1)
「あの“おでん”は有名だよね」(おなじみのテレビ塔)
「最近建った“長靴”だよ」(上から見ると本当に長靴形)
四角いビルなど、一つも無い。
「地震なんて来ない」高層ビルを建て続ける根拠無き自信。
◆
中国 上海。
電巧社は86年の歴史において、初の海外拠点をこの地に選んだ。
自ら主張することを怠れば、あっと言う間に飲み込まれてしまう
ここ上海で、新造船を浮かべた3人のチャレンジャー。
さて、この航海でこれから何を“主張(提供)”していくのか?
「中国で、インフラ事業を手掛ける最初のビジネスパートナー
になりたい」
「日本からも全力でバックアップします」
こっちだって負けちゃいられない。
設立式の19名のゲストの前で、思い切り“主張(宣言)”
してやった。
『電巧社(上海)貿易 有限公司』
それが、私たちの夢を載せたその船の名前。
2014年4月1日 いざ出航! よーそろー!
(K)
電巧社は「電気のコンシェルジュ」として、電気の課題を解決いたします。
私たちは東京都の本社を含む全国に多数の拠点を展開し、まもなく創業100年を迎える企業です。
電気の領域における、設計、調達、施工、SI、サイバーセキュリティ、配電盤製造など一貫体制でお客様のサポートをしております。
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歴史とともに築いた事業基盤、ベンチャー企業のような機動力、これらを合わせ持つ「ハイブリッド企業」それが電巧社です。
歴史を守るためにも、未来を創るためにも、社員の成長こそが会社の成長だと、私たちは信じています。